風媒花の作用
こんなに大きく作用するなんてすごいですね。
少し見直しました。
風媒花(ふうばいか)とは、花粉を雌しべまで運ぶための運送方法として、風に運ばせること、つまり風媒(ふうばい)を選択し、その方向へ進化した形の花、あるいはそれを持つ植物のことを指す。
一般に、花が美しく派手であったり、よい香りがしたり、蜜を分泌したりするのは、鳥や昆虫などの動物を誘引するための適応である。それによって彼らを引き付け、彼らに花粉媒介をさせることを目的とする。しかし、風はそのようなものに誘引されることはない。したがって、このような人間にとっても魅惑的で有り得る花の特徴は、風媒を目指すものにとってはそのすべてが無用である。そのため、風媒花は人間に目には魅力を感じられず、場合によっては開花していてもそれと認識されることすらない。
風媒花という形は、風という媒体を花粉輸送に利用する。この方法は、風というどこででも利用できるものを利用する、という点で普遍的に活用できる方法である。虫媒や鳥媒等の場合には、それらの動物の存在が不可欠である。ただし、植物が生育するような環境下では、これらの動物も結構普遍的に生存しているので、虫媒や鳥媒も多くの場合、不利ではない。むしろ、それらの動物が花から花へと選択的に移動することから、生産する花粉の量と受粉の効率の点ではむしろ有利である。虫や鳥を呼ぶための資源供給(蜜や食われる花粉など)や、誘引のための投資(派手な花を作ることや匂いを発すること)が必要ではあるが、風媒花が花粉を無駄に一面に散布することを考えれば、効率的には利点が大きい。したがって、温和な環境では動物媒介の割合が増える。
しかし、動物がその環境に生息するには、花の時期以外の時期にも生存を維持しなければならない。例えば激しい乾季が続く場所では、植物は種子などの休眠状態で過ごすことも可能であるが、動物にはそのような器用なまねができるものは多くない。また、花粉媒介を行う動物と花との共進化が起きてくると、どちらかがいなくなれば他方の生存が危うくなる場合もある。風媒花ではこのような現象が起きることはない。
このように、風媒花は、他の動物に依存せず、広範囲の条件下で成立させやすい方法である。この方法を採用している植物の種は案外多く、実用的に重要な植物も少なくない。具体的には、裸子植物のほとんど、ヤナギ科やブナ科植物( ブナ・カシ・ナラ等)、イネ科やカヤツリグサ科などがそうである。むしろ、生物の歴史を見れば、風媒花こそが花の姿としては本来のものであったとも考えられる。
他方で、その花粉が広範囲に撒き散らされるため、花粉症の原因となっているものも多い。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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